感染症BCPの作成、運用のポイント
流行状況に応じた対応
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流行状況に応じた対応
・感染状況のフェーズによってその医療機関の地域での役割によって異なる。このため、国や都道府県の定めるフェーズとは異なる病院独自のフェーズを定める
- 疾患ごとのフェーズ分類を作成
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- ・全ての疾患でフェーズ分類を作成する必要はないが、大まかなくくり(ウイルス性出血熱、インフルエンザ等呼吸器感染症、など)で複数作成しておく
- ・フェーズ分類を定義する。以下に例を挙げる。
- フェーズ0:世界的にほとんど発生がないか、発生が限局されている時期
- フェーズ1:国外で感染が拡大しつつあるが国内では発生がない時期
- フェーズ2:国内の限定的な発生期
- フェーズ3:国内で当該感染症が蔓延している時期
- ※ここで挙げたフェーズ分類はあくまで例であり、自施設の置かれている状況、役割に準じて適宜改編すること
- フェーズ毎の行動方針を策定
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- ・フェーズ毎の方針を事前に定めておく。
- ・病院全体の行動指針と、それぞれの部署での行動指針を策定する
- フェーズの切替方の指針を決定
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- ・フェーズの切替は2種類設定しておく
- ・数値や事実などに基づいて自動的行うもの:
- 例1:国内で初めて患者が発生した→フェーズ2
- 例2:自施設で初めて患者が入院した→フェーズ2
- ・管理者の判断に基づく定性的なもの:
- 例1:国内ではまだ発生していないが、自施設が空港に近い特定感染症指定医療機関であり、院長の判断でフェーズ2に移行した