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グローバルヘルス

国際感染症センターのグローバルビジョン

グローバルレベル、特にアジア太平洋地域における新興・再興感染症・薬剤耐性(AMR)分野のクリニカルマネジメント(臨床管理)と研究開発をリードし、グローバルヘルスセキュリティ*に貢献する。

*グローバルヘルス・セキュリティとは、国際的に脅威となる感染症の危機への対応力や対策を意味する。「世界的な健康危機管理」とも言われる。

ミッション

ヘルスシステム強化

  1. ガイドライン策定や政策提言を通じグローバルヘルスセキュリティへ貢献する。
  2. 感染症診療の基礎・原則に基づく専門家の人材育成やガイドライン策定を通じ、各国のヘルスシステムを強化する。
  3. 新興・再興感染症・AMR分野のpreparednessとoutbreak対応への能力を強化する。
  4. SDGsの潮流に沿う新規課題への取り組み(NTDや気候変動による感染症対策、高齢者における感染症対策)

 研究・開発

  1. 国際感染症対策及び臨床管理の向上のための国際共同臨床研究をグローバルパートナーと共に主導する。(Global Antibiotic Research and Development Partnership グローバル抗菌薬研究開発パートナーシップ (GARDP)との連携等)
WHOCC

近年、エボラウイルス病や新型コロナウイルス感染症など国際的に脅威となる感染症の拡大が問題とされる中、 各国がグローバルレベルで連携した対策として、国際保健規制(IHR)の促進や、新興感染症のアウトブレイクへの対応能力を強化し、世界保健機関(WHO)の活動を支援することが重要となっています。

DCCは2017年4月21日にWHOコラボレーティングセンター (WHO CC)として認定されました。新興感染症に対して、その発生を予防すること、迅速な対応を開始し発生時の影響を最小限にすること、アウトブレイク対応の支援を関連機関と連携して行うことで、WHOの活動をサポートしています。DCCは、WHOがIHRを促進するために定めた「新興疾患及び公衆衛生上の緊急事態に対するアジア太平洋戦略(APSED)」を推進するため、感染症専門医療機関のスタッフを対象としたアウトブレイク対策の人材育成及びネットワーク強化を目的とした研修や、海外でのアウトブレイク調査等を実施しています。DCCは、特に感染予防・管理(IPC)と臨床管理の強化を通じて国際感染症のアウトブレイク対策に取り組むことで、グローバルヘルスセキュリティに貢献しています。 

WHOコラボレーティングセンターとは

WHOコラボレーティングセンターは、WHOの活動プログラムを国際的に展開するために指定される拠点で、約80カ国にある700以上の研究施設や大学研究室が協力しています。DCCは「Prevention, Preparedness and Response to Emerging Infectious Diseases(新興感染症に関わる予防準備、及び対応能力の強化)」の WHOコラボレーティングセンターとなりました。

2022年4月現在、WHOコラボレーティングセンターは全世界で840あり、そのうち日本が所属するWHO西太平洋地域に195のコラボレーティングセンターがあります。日本には36のWHOコラボレーティングセンターがあり、中国(64)、オーストラリア(51)に次いで3番目に多い国となっています。

国際保健規則(2005)と健康危機のための戦略的なパートナーシップのサイトへの掲載

2018年9月にWHO本部より依頼があり、「国際保健規則(2005)と健康危機のための戦略的なパートナーシップ」のサイトへ掲載して頂くことになりました。

薬剤耐性(Antimicrobial resistance)、予防接種(Immunization)、緊急準備(Emergency preparedness)、緊急時対応活動(Emergency response operations)、対抗医薬品と要員展開(Medical countermeasures and personnel deployment)の5つの分野で登録されています。

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年度別実績